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神様は、なぜ、人間が堕落するのを黙って見ておられたのでしょうか？

全知全能の神様が、人間が堕落しようとしているのを知らなかったはずはありません。

また、堕落した人類を捨てて、第２の人類を誕生させることだって出来たはずです。

ところが、最近の遺伝子の研究によって、いま地球上に存在している人類のすべては、一人も例外なく、ある一人の女性の腹の中から生まれてきた子孫であることがわかっています。

そして、人類の成立のためには、さきにご説明した通り、その女性とペアとなる男性が存在しました。聖書では、さきに男性を創造され、男性のあばら骨のひとつを取って女性を創造されたと書かれています。

しかし、科学的に証明できているのは、この最初の女性の存在です。科学の世界ではミトコンドリア・イブと呼ばれており、地球上に存在している人類のすべては、一人も例外なく、この女性の腹の中から生まれてきたことがわかっています。

この男性と女性こそ、そうです。聖書でアダム・エバと呼ばれている一番最初の人間です。



すなわち、アダムとエバの創造後、神様は、第２の人類はお創りにならなかったのです。

その代わりに、人類救済の苦難の歴史をたどってこられました。


なぜなんでしょう。

それは、神様が、親だからです。
神様はおっしゃっています。「私は、おまえ達を、決して捨てはしない。」


神様は、なぜ堕落するのを黙って見ておられたのでしょう。

それは、神様が、人間に、第２の創造主になってほしいから、第２の創造主としてふさわしい責任を果たしてほしいからでした。


第２の創造主、神様の相対として完全な存在を願っておられる神様です。

第２の創造主を誕生させるためには、絶対的で永遠不変の愛で私達人類を愛され、決してあきらめない神様であられます。
どんなに苦労したとしても、私達とともに苦労される神様であられます。


参照　原理講論　神が人間始祖の堕落行為を干渉し給わなかった理由



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