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真の家庭と世界平和

(理想世界実現に向けて真の父母のビジョン)


世界平和連合創設大会基調演説より (1991年8月28日 リトルエンジェルス芸術会館)

人類歴史が始まって以来、平和を切望しなかった時代がありませんでした。しかし、人類歴史は、人類の希望とは正反対に常に絶え間ない戦争と無実の罪のない血でもって染められてきました。これはなぜでしょうか。
紳士淑女の皆様。この間、人間は平和を叫んだだけであって、その真の平和の意義を知ることができませんでした。ですから、真の平和を成す方法が出てこないのです。
貴賓の皆様、その理由とは、分かってみると簡単なことなのです。人間は神を失ってしまいながら平和も失ってしまいました。そして、人間は神をほったらかしにしておいて、人間同士で平和を探し求めようとしたのです。これが根本的な誤りであり、これが真の平和を得られない根本的な理由なのです。
聖書の「神の形に似せて人間をつくられた」というみ言葉は、見ることの出来ない無形の神が人間として実体化なさったことをいいます。人間の始祖アダムとエバが神の理想を実践していたならば、彼らが歴史で最初の家庭を成したのであり、そこから繁殖される完成した子孫たちが、まさしく理想社会、国家、世界を成したのです。
それゆえに無形の神は、真の愛を中心としての縦的な真の父母であられ、人間始祖アダムとエバは真の愛を中心とした横的な真の父母として、永遠に人間歴史の上に君臨したのです。
ところが人類はこの真の父母を失うことによって孤児になってしまいましたし、兄弟がすなわち怨讐になり、国々は反目し、敵対視する関係になってしまいました。
それゆえに人類の真の父母の顕現は、神の摂理の中心役事なのです。
皆様、今、創設されます「世界平和連合」は、過去の国際連盟や国際連合と違って、真に満ちた本然の平和理想と真の父母の理想を持ち、最後に世界平和を成そうとする雄大な新しい出発です。人間同士で、平和を謳歌せず、神の内に、神と共に平和を謳歌しなければならないという斬新な覚醒がなければなりません。世界平和の中心は神であられます。その原動力は真の愛なのです。
平和の使徒、貴賓の皆様。光明なる新しい日が我々を待っております。我々は、きょうすべて使命感に燃えなければなりません。今、最後の一滴の汗と涙と血を注いで成さなければならない歴史的使命が我々を呼んでいます。その最初の仕事が、神を我々個人・家庭・社会・国家・世界に招くことです。天が共になさるとき、これに敵対する者がいるでしょうか。
尊敬する同志であり、兄弟であられる皆様!人類の前に置かれた最後の崇高なる課業、恒久的「世界平和」定着の召命の前にすべて立ち上がり、光明なる世界に向かって共に前進いたしましょう。神に侍り、世界の真の平和を成し遂げましょう。ありがとうございました。



ワシントン・タイムズ20周年記念祝賀会での講演より (2002年5月21日 ヒルトン・ワシントン・ホテル)

尊敬する米国内外から来られた皆様。ワシントン・タイムズ創刊20周年を祝うことは、私にとってとりわけうれしいことです。
1982年5月、天命を受けてワシントン・タイムズの創刊を決意した時の記憶は、いまも鮮明に残っています。これは、私が人種的、宗教的偏見に基づく訴追を受け、ニューヨーク連邦裁判所で、不当な裁判を受けている時のことでした。
当時、共産主義が巨大な荒れ狂う波のように世界を席巻していました。米国でさえ、この問題に効果的に対応する手段を持ち合わせていなかったのです。私は、民主主義世界の最後の砦であり、第2イスラエルを代表するキリスト教国家である米国を共産主義から守らなければならないという天の崇高な意思に従ったのです。天の御旨はまた、神が求める平和な理想世界を造ることでもあります。すなわち、地上と天上の天国をキリスト教を通じて実現することです。ただお金をもうけるためだけに新聞社を設立したのでは決してありません。これまでワシントン・タイムズだけで10億ドル以上が投じられてきましたが、これを後悔したことも、誰かに対して憎しみを抱いたこともありません。



ここでご紹介した講演文は、文鮮明先生が講演のなかで語られた内容です。これらの内容は、文鮮明先生が、真に神に侍る、真の父母としてふさわしい方であることを証していると思います。



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