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贈る言葉
(「真の家庭」より)



神様の愛は父母の愛、夫婦の愛、子女の愛の形で現れます。この三大愛が人間において絶対的な観を超越できる永遠の実存的権限をもっています。それゆえ、この三大愛が結合するとき、人間は幸せになるのです。これが完全であれば、幸せも完全なものであり、これが欠如すれば不幸が巣くうのです。


理想的な家庭を成す中心は何でしょうか。それは男性でもなく、女性でもありません。家庭とは結局、父母と子女、夫婦の結合によってつくられる一つの束で、その結ばれたものの中心は何かといえば、まさに神様の愛です。
神様の愛を中心にして夫婦が結婚し、神様の愛を中心にして家庭を完成させることが神様の一番の願いであるとの結論がでます。


神様の創造目的とは何でしょうか?アダムとエバをつくったのは、ただながめるためではありません。男性と女性をつくったのは、男性は男性として、女性は女性として年老いて死んでいくためではありません。彼らが成長し、互いに異性に対する相対的な心情を通して、神様を中心とした人類の真(まこと)の地上天国を建設するようにするためでした。神様を中心とした愛の巣をつくるようにするためだったのです。


愛の実現のために、この世界を創造された神様でありました。人間と万物が神様の愛を中心に一つとなり、和気あいあいとした愛の関係を築くのを見て喜ぶために、そして人間が神様の愛を中心に一つの真の夫婦の因縁を結び、一つの真の愛の家庭と氏族、民族、世界を成すのを見て喜ぶために、そして、そのような人間と愛で一つになることによって愛の喜びを味わうために、被造世界を創造された神様であられました。


神様が必要とされるのは知識でもなく、お金でもなく、権力でもありません。神様ご自身が絶対的で全知全能なので、そのようなものを必要とはされません。科学がどんなに発達しても神様がつくられたものに追いついたり、越えたりはできません。膨大な宇宙は秩序のなかで法度に従って運行しています。人間の思考と科学が及ぶことの出来ない膨大な宇宙を神様は創造され、運行しておられることを考えるとき、神様は絶対的な科学者でもあられます。


神様は見えません。その無形の神様が実体相をもつためにアダムとエバを創造されたのです。心の中に神様を抱いているアダムとエバが完成し、結婚して子女を生めば、神様は内的な父になり、アダムは外的な父となるのです。そうなればアダムは神様に完全に似るようになります。
神様に似たアダムとエバが人類の父と母になれば、その姿を通して、いつも神様がおられることが歴史を通して認知されたことでしょう。


「真の家庭」は、盛岡エフエム放送で土曜8:15から放送されている「新千年紀宣言」で朗読されています。(サイトからいつでも聞くことができます)


「真の家庭」は、書籍としてご購入いただくことも出来ます。


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